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”身体の約65%は水分”

その大事な水分について都道府県別の水質をご紹介したいと思います。

水道水の硬度は全国で違う!?基準や味を徹底調査 > 名古屋の水の硬度やおしいさは?水道水の水は飲める?
目次

名古屋の水の硬度やおしいさは?水道水の水は飲める?

飲料水は健康や安全面から社会的関心も高く、現在ではミネラルウォーターを使用する人も増加しています。一方で、名古屋市では硬度・有機物・濁度・カビ集物質・残留塩素の5つの要件で具体的に数値を定めるなど市をあげての取り組みを行っており、木曽川から取り入れられる水そのものの性質が良いことと合わさって、おいしい水道水を供給しています。

名古屋の水道水にはどのような特徴があるのか

木曽川

名古屋の水道水は全国事業体の中でもおいしいとの評価を得ています。その理由の1つが源水で、木曽川から取り入れられており、20程度の硬度を持ちます。また、蒸発残留物、いわゆるミネラル類が長い年月をかけて溶け込んでいることもおいしく飲める理由です。ミネラルの量が低すぎる場合には淡泊な味、高すぎる場合にはしつこい味になります。具体的には、硬度はカルシウムとマグネシウムの合計含有量を表し、厚生省ではおいしさの要件に10~100の数字を掲げています。因みに名古屋の場合は、平均的には20以下を示します。

硬度の他にも大切な要素があり、健全性が該当します。健全性とは汚れ度合を意味し、名古屋では過マンガン酸カリウム消費量・アンモニア態窒素量を用いて判断を行っています。過マンガン酸消費量は水中の有機物の量を表す指標となります。土壌、生活および工場からの排水などが混入することで増加し、安全性やおいしさに大きく影響します。木曽川は、戦後はパルプ工場などにより増加はしたものの、現在では工場側によって処理設備が改善されるなど戦前のレベルまで戻っています。

アンモニア態窒素量も大きく関係する要素です。アンモニア態窒素は生活、農業および工場からの排水などから河川に混入し、亜硝酸を経て硝酸へと変化する特性を持ちます。残留塩素を消費するため量が高くなることで消毒に使用する塩素注入率も高くなり、結果として臭いを感じるまずい水になります。名古屋では木曽川流域にあるし尿処理場の高度処理や水道の共用をすることで改善を図っており、浄水場での塩素注入率低下につながっています。

おいしい水道水供給のために行われる名古屋の取り組みとは

水質調査員

名古屋では、現在、「日本一おいしい水プロジェクト」を立ち上げ、市をあげて取り組みを行っています。プロジェクトには、おいしさの探求、安心・安全の向上、ブランド力の向上の3要素が設けられ、その中心となるのが「名水の要件」です。ちなみに、名古屋の水道水に親しみを込める意味で「名水」の名称が用いられており、要件として5つの内容があります。

要件は、硬度・有機物・濁度・カビ集物質・残留塩素の5つです。まず、硬度では適度にミネラルを含むことが条件になり、値は10~100に定められています。例えば、平成24年度では19.8の数字になるなどおいしさを証明しており、国の基準である300以下に比べても大幅に小さな数字となっています。

有機物は味に対しての指標として用いられます。嫌な味を感じるかどうかを判断する際に用いられるもので、木曽川水質データの最低値を基に0.5以下と定められています。国では3以下を基準としており、硬度と同様に非常に小さな数字となります。

濁度はにごりがあるかどうかの指標です。一般的に濁りの原因は粘土成分であり、沈でん・ろ過をすることで取り除いています。名古屋ではここでの数字を0としており、においに対するカビ集物質も0と定めています。

残留塩素は濃度が高くなると塩素臭が発生し、まずいと感じる不快な臭いにもつながっています。一方、塩素消毒は法規定がなされるなど、安全性のためには必要不可欠な工程にもなります。指標では0.1~0.4と定めており、名古屋ではできるだけ少なくしていることがおいしく飲める効果を与えています。