Water is life

”身体の約65%は水分”

その大事な水分について都道府県別の水質をご紹介したいと思います。

水道水の硬度は全国で違う!?基準や味を徹底調査 > 北海道の水の硬度は最も低く、湧き水利用者も多い!でも本当に安全?
目次

北海道の水の硬度は最も低く、湧き水利用者も多い!でも本当に安全?

一般的に水の硬度というのはマグネシウムとカルシウムが1Lあたりどのくらい含まれているかで計算しますが、120ml未満の場合は軟水と言われ日本国内で一番硬度が高い沖縄県でも84mlです。これは世界の国によっても様々でヨーロッパや北米は日本人にとって味に違和感を感じるほど高いようです。このように美味しい水が多い日本ですが、中には湧き水を利用する人もいて、安全な湧き水を利用するように呼び掛けています。

北海道の美味しい水と市販のミネラルウォーターの違い

京極町の吹き出し公園の湧き水

北海道の水の硬度は蛇口から出てくる水であっても大変低く飲みやすいです。これは冬の降雪の影響で水量が豊富であることや、自然が豊かで山々が多い地域柄でしょう。中にはミネラルウォーターとして売られている商品も多数あります。

例えば北海道の名水というと蝦夷富士羊蹄山のふもと日本の名水100選にもなっている「きょうごく羊蹄湧水」を始め「ニセコ連邦の天然水」、摩周湖や支笏湖も有名な地域ですし、大雪のふもとや八雲・大沼といった場所のミネラルウォーターも多数発売されていてとても好評です。そこで、そんなに美味しいならと言って自分で湧き水を汲みに行く方も特に高齢者の中には沢山いますが、中には自治体で水質検査を行っておらず飲用する事が出来ない上にそのまま飲むと危険な場所の水も沢山ありますので要注意です。ですから水質検査をしている場所かどうかを確認し、出来れば熱処理をして一手間かけてから飲用・料理に使いましょう。

ちなみに家庭の蛇口から出てくる水は消毒され人体に影響が出ないように処理された上で家庭に配っているのでそのまま使用出来るのは知られていますが、商品として販売されているミネラルウォーターやウォーターサーバーの水は風味を損なわないように濾過したり、含まれる細菌の処理をし病原体や有害物質が取り除かれた上で販売されている安全なものですので自分で汲んだものとは全く違います。特に北海道の湧き水は指定された場所以外で汲むと、キタキツネが多い地域であるためエキノコックスに感染している事もあるので指定された場所以外の川の水を飲んだり、汲んだりする事のないように呼び掛けています。

北海道の湧き水で注意しなければならないエキノコックスとは

キタキツネ

硬度が低く美味しい水が多い北海道では、特に高齢者のかたで湧き水を汲みに行くかたが多くいます。しかし、北海道の湧き水で特に注意しなければいけないのがエキノコックスです。

これはキタキツネや犬等のイヌ科の動物に感染する多包条虫の事で、一般的にはキタキツネや犬がエキノコックスが付着している自然の水や山菜や感染した野ネズミなどを摂取し感染した後、排出した糞便によってヒトや他の動物に感染する事が多いようです。

ただ、潜伏期間は5年から15年ほどと長く、動物に感染していても症状が現れないまま終わる事が多いのですが、人間に感染してしまうと完全な除去法もなく、そのまま脳や肝臓が侵され重い肝臓障害を起こし死に至ります。特にキタキツネの多い北海道では毎年20名ほどのエキノコックス感染患者が確認されてはいますが、保健衛生指導や犬の検査・除虫で予防する事が出来ます。

ただし、排出した動物の便が川水や湧水に溶けてしまっている場合もあるので、指定以外の湧き水を飲んだりする事は避けましょう。なおエキノコックスは熱には弱いので、指定された場所であっても気になる方は加熱処理を行った上で使用した方が良いでしょう。

このように湧き水は美味しくても人体に悪影響を及ぼす事もありますので、きちんと細菌処理されたミネラルウォーターやウォーターサーバーの水を使用したほうが安心です。ちなみにミネラルウォーターの中には長期保存が出来るタイプもありますが、これは容器や殺菌方法に特徴があるためです。検査済みの場所で自分で汲んで熱処理など一手間かけて保存する場合はできるだけ早く使用してください。